「修学旅行に行った時にいびきがうるさいと友達に言われて、とても恥ずかしかった。なにか対処法や治し方など分かる人がいたら教えて欲しい…」
「妻からうるさくてあまり眠れなかったと言われることが最近増えた。。。」
「いびきが原因なのか、のど痛いし、最悪。いびき対策にいいグッズないかなぁ。」
など、いびきや歯ぎしりの悩みって性差、年齢関係なくありますよね。
いびき、歯ぎしりの知識を深めてみませんか?
もしかしたらいびきや歯ぎしりから意外な別の病気の発見につながり、早期発見にもなるかもしれません。
そこで、今回はいびき・歯ぎしりの対策や治療法などの情報に迫っていきたいと思います!
この記事を最後まで読んでいただければ今より気軽に対策したりお泊りに行ったり、同じように悩んでいる方の相談にのってあげることができるかもしれません。是非参考にしてくださいね!
筆者プロフィール
沖縄産沖縄育ちです。幼いころから歯ぎしりを良く指摘されていました。
息子の入院で付き添った時は同室の方たちが気になってよく眠れなかったこともありました。最近いびき軽減マットを開発されている企業様のお話を聞く機会があり、今回いびき関係の事を色々調べています。 |
いびきや歯ぎしりの症状を軽減するために研究・開発された
<いびき軽減マットレス>
こちらは、開発者自身の経験から15年の研究により特許を取得した信頼のおける商品となっております。
睡眠とも密接に関係しているいびきや歯ぎしり。
その諸症状で悩まれている方にいびき軽減マットレスはおすすめです。
1.いびき 歯ぎしりの悩み
いびきや歯ぎしりにお悩みの方は多いと思います。
いびきや歯ぎしりで悩んでいる方やご家族のいびきにお困りの方の中には、いびき(呼吸)が止まっている状態(睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる症状)を心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、いびき・歯ぎしりに悩んでいる人がどれほどいるのか、詳しく紹介します。
20〜60代の男女1,000名を対象にした「2022年いびきに関する実態調査」によると、自分のいびきに悩んだ経験がある人は、5割弱と過去最多の結果となり、全体で45%以上の人がいびきに悩んでいます。
いびきに対して、約7割が具体的な対策の経験があると答えています。
32.9%は「何もしていない」という調査結果がでていますが、一方で9.6%と割合が最も低かった「病院に行った」では、45.5%と改善したことがわかっています。
健康な第一歩は良質な睡眠を取ることだと言われています。
・倦怠感があり日中に、眠気が続く
・熟睡ができている気がしない
など
何らかの原因で悩んでいる人が全人口の20%にも及ぶとも言われています。
次の章では、「いびき・歯ぎしり・無呼吸症候群」の関係性について、詳しく解説します。
2.いびき、歯ぎしり、無呼吸症候群の関係
いびきや歯ぎしりなどは、無呼吸症候群と深い関係があります。どのような原因があるのか見ていきましょう。
睡眠が浅い時に発生しやすい歯ぎしりやいびきは、睡眠中の呼吸が一時的に止まってしまう無呼吸症候群と深くかかわっています。
2001年スタンフォード大学の研究で睡眠時無呼吸症候群の割合は、歯ぎしりを持たない人より約3倍多いことが報告されています。
2014年に東北大学からの報告でも、睡眠時無呼吸症候群の患者さんを検査して、睡眠中の低呼吸後に一過性の覚醒が生じ、その時に歯ぎしりが生じているのが示されています。
いびき症状は睡眠時無呼吸症候群の患者さんのほとんどに認められる症状です。
ブラジルでは無呼吸症候群の小児患者の8割にいびき症状、3割に歯ぎしりが認められ、ポルトガルの小学生千人対象のアンケートではいびきがある人に歯ぎしりが多いことが示されています。
小児患者の場合、肥満やのどぼとけ、舌の肥大が原因で無呼吸症候群の症状を引き起こしている場合があります。
以上のように、年齢や男女差に関係なくいびきや歯ぎしり、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、慢性的な歯ぎしり、いびきが続く場合は専門医に相談しましょう。
3.いびきの種類・原因
いびきにも原因によって種類がいくつもあるのか、心配するほどでもないいびきなんてあるのか、ここではいびきの原因と種類を紹介します。
いびきは、睡眠中に気道(鼻やのど)を呼吸の空気が通過する時に、様々な原因で気道が狭くなって鼻や喉が振動することで発生しますが、いびきには大きく分けて3つの種類があります。
①「単純いびき症」
②「上気道抵抗症候群」
③「睡眠時無呼吸症候群」
自身に当てはまるものがないか、確認してみてください。
①「単純いびき症」
ひとつめは「単純いびき症」といい、ストレスや疲労などにより一時的に発生するいびきです。
→もし、ご家族や生活を共にしている方から「最近いびきするようになった」と指摘された場合は一時的な身体的不調など思い当たることがないか振り返ってみてください。
単純いびき症は原因を取り除けば解消されるいびきなので、疲労が溜まらないように軽くストレッチをしたり、生活スタイルが乱れて来ている場合は規則正しい生活に戻すだけでも改善される場合もあります。
実際に筆者も飲酒時や病み上がりで鼻づまりがある時にはいびきを指摘されたことはありますが、飲酒していない時や鼻詰まりの症状が改善された後はいびきは聞こえないそうで、ほっとしたことがあります。
②「上気道抵抗症候群」
ふたつめは「上気道抵抗症候群」といい、慢性的に上気道が狭くなり発生するいびきを指します。
→気道が狭くなる原因は、肥満による喉付近への脂肪付着、飲酒による筋肉のゆるみ、喫煙や疲労など、歯ぎしりと同じ原因のことも多いですが、単純いびき症との大きな違いは慢性的ないびきなのか、一時的なものなのか。というところです。
子どもの場合は、扁桃腺やアデノイドが肥大して気道を塞いでしまい、いびきが発症するということもあります。
※アデノイドとは、鼻の奥の突き当たり、喉との間の部分である上咽頭にあるリンパ組織のかたまりで、咽頭扁桃とも呼ばれます。
細菌の侵入を防ぐ役割を果たしていると言われています。
③「睡眠時無呼吸症候群」
三つ目は「睡眠時無呼吸症候群」といい、上気道が塞がってしまい、睡眠中に呼吸が止まる状態になるいびきをいいます。
→睡眠中に呼吸が止まってしまうと結果的に眠りが浅くなってしまいます。
しっかり寝ているはずなのに
・疲労感が抜けない
・日中猛烈な眠気を感じる
・睡眠中呼吸が止まっている
ことを指摘された事のある方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかもしれません。
歯ぎしりやいびきが発生する原因は同じことが多いので、日常的に歯ぎしりいびきが発生しているのであれば、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
以下のチェックリストで症状が当てはまるか確認して当てはまる場合は病院で診察を受けるのが確実です。
・睡眠から目覚めても疲れが取れていない
・家族などから歯ぎしりやいびきを指摘された
・日中(起きている時)に強い眠気や疲労感がある
・起床時に頭痛を感じる
・健康診断などでメタボリックシンドロームの傾向にあると指摘された
・夜中にトイレに起きる回数が増えた(朝までに何度も目を覚ます)
・顎が小さく二重顎になっている
・高血圧で降圧剤を飲んでも効果が少ない
病院に受診した場合はもっと詳しくレントゲンなどの診察がありますので、気になる方は専門医の診察を受けましょう。
4.歯ぎしりの種類・治療方法
歯ぎしりといびき、似ているような似ていないような。。
この章では歯ぎしりの種類とその治療法を見ていきましょう。
歯ぎしりの原因には、飲酒やストレス、喫煙などがあり、すべて眠りを浅くすることに繋がっています。
例えば、飲酒は眠りを浅くしてしまうことは広く知られていますが、ストレスにより自律神経が乱れる場合も睡眠中に交感神経の働きが優位になると寝ているのに脳が起きている時と同じ状態になることもわかっているので、ストレスが原因になることもあります。
歯の治療などでかみ合わせが悪くなったりしても発生するケースもあります。
この章では、歯ぎしりが発生する3つの症状について、くわしく解説します。
歯ぎしりも大きく分けると下記の3つの症状に分かれます。
<1>上下の歯をすり合わせるグラインディング。
寝ている間に「ギリギリ」「ゴリゴリ」音がします。
<2>上下の歯を強く食いしばるクレンチング。
<3>カチカチと上下の歯を軽く噛み合わせるタッピング
という症状があります。
歯ぎしりの発生原因が噛み合わせやストレスだけではなく、自律神経の乱れなどとも深くかかわっている事から、治療は歯科医院での一方向からの治療ではなく、睡眠を含めた生活習慣の改善、ストレスの原因を特定し軽減することも大事な治療の一つになります。
歯科医院での治療にもその医院によって色々ありますが、「マウスピースでの治療」が代表的です。
マウスピースの長期使用でマウスピース内で歯ぎしりをしてしまうという報告もありますが、マウスピースによって歯同士が直接当たらないことで歯や口の周りの筋肉にかかる負担を減らすことができます。
なにより歯ぎしりのギリギリゴリゴリといった音がなくなるので、家族から「歯ぎしりがうるさい」と言われてしまってお悩みの方や自分の歯ぎしりの音で起きてしまった方は周囲の方の睡眠を妨げずに済むので、すっきりした朝を迎えることができます。
歯ぎしりは歯の摩耗、あごへの負担、歯肉への負担から歯周病を悪化させたりもします。
放置せず、歯ぎしりを指摘されたり朝起きた時になんとなく顎のあたりが疲れている感じがしたり腫れている場合は、早めに歯科病院を受診しましょう。
5.睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群の原因は、どういった身体的特徴があると思いますか。
睡眠時無呼吸症候群の原因は歯ぎしりやいびきと似ていて、肥満や飲酒などの生活習慣や顎の小ささなど身体的特徴も原因になります。
ここでは、歯ぎしりやいびきとの違いについて、解説します。
睡眠時無呼吸症候群はのどぼとけの部分の気道が完全にふさがることで窒息状態になり、無呼吸が原因で深い眠りが得られず、寝不足の状態になるので、昼間に強い眠気に襲われたりします。
また、無呼吸が1時間に20回以上あるような中等症から重症になると心筋梗塞や脳卒中を引き起こしたり、高血圧、糖尿病の原因にもなります。
(睡眠中に無呼吸を繰り返すことで様々な合併症を起こす病気です)
一般的に良く言われているのは
・太っている方(首が太くて短い)首周りの脂肪が多いと上気道は狭くなりやすい為
・顎が小さい方(顎が後退していたり、小さい事も原因になるので、矯正治療が必要な場合もあります。)
・舌やのどぼとけの奥の肉ひだが肥大している方(扁桃肥大、舌が大きい事や鼻炎・鼻中隔湾曲症といった鼻の病気も原因になります。
・喫煙も原因になる場合もあります。タバコを吸うとのどや気道が炎症を起こし、気道が狭くなるので、禁煙することも大切です。
大きいいびきをかく人の7割に睡眠時無呼吸症候群が多いと言われています。
いびきも歯ぎしりも慢性的に続くものであれば睡眠時無呼吸症候群の症状もでているかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や心不全・糖尿病・脳卒中など命に関わる合併症を引き起こす可能性があります。
睡眠中のことで自覚症状を感じるのは難しく、眠りやいびきが命に係わるということがピンとこないかもしれませんが、重症化する前に受診することが大切です。
6.睡眠時無呼吸症候群の治療方法
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人は、どういった検査をするのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、検査・治療方法について、紹介します。
睡眠時無呼吸症候群の可能性がある方は無呼吸であるかどうかの検査ができます。
セファログラムというレントゲン撮影で口腔全体から顎顔面や舌、軟口蓋、気道の状態など、この診断をもとに高精度の分析、原因がどこにあるのかの診断が可能です。
個々の患者さんにもっとも適したマウスピースの作製をするうえでも大切な検査です。
その結果により中等度以上の無呼吸症候群の場合にはCPAP治療が勧められますが、肥満を伴っている場合は減量も治療の一環として勧められます。
CPAPという治療が中等以上の方の標準的な治療とされていますが、CPAPはマスクを介して持続的に空気を送ることで、狭くなっている気道を広げる治療法になります。
CPAPとは呼吸補助装置を使用した治療法ですが、これは装置が大きいので旅行などには持っていくことが困難なため、持ち運びも簡単なマウスピース型の装置を使用している病院もあります。
睡眠中、仰向けになった時に舌が喉の奥に落ちて気道を塞いでしまうタイプの患者さんは、マウスピース治療と並行して「MFT」と呼ばれる口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行い、睡眠中に舌が喉の奥に落ちてしまう症状を改善させていきます。
軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群の場合はパルスサーミアというレーザーによる治療をおこなっている医院もあります。
レーザーによる治療の場合は口蓋垂とその周辺部の切除と切除後の縫い上げで上気道を広くし、症状の解消をします。
パルスサーミアは最新のレーザー治療で、レーザーを使用して口蓋垂を引き締めますが、メスなどを用いず、切らないためダウンタイムがほぼ発生しません。
入院の必要がなく、レーザーの照射を3~6回ほど繰り返すと効果が表れます。
従来は睡眠時無呼吸症候群の根本原因の治療のために口蓋垂や軟口蓋の一部を切って広げるため、術後は強い痛みを感じるし、数日間の入院を伴うためデメリットが多く、悩んでいても手術に踏み切れない方も多くいましたが、このパルスサーミアはレーザー照射のみなので、育児中で家を中々空けることができない方、仕事が忙しく何日か続けてのお休みが難しい方でも気軽に受けられます。
CPAP療法、マウスピースを使う治療法、パルスサーミアが代表的な治療法ですが、生活習慣からのアプローチも並行して行います。上記治療法に加え、飲酒を控える、禁煙する、肥満にならないようにすることも大切です。
7.まとめ(気になるいびきは病院へ)
いびきと歯ぎしりは無呼吸症候群の発症に至っているか大きな判断要素になっていることがわかりました。
歯ぎしりは睡眠が浅い時に起きやすく、ストレス、飲酒、喫煙などが原因になります。
いびきは何らかの理由で気道が狭くなり呼吸によって喉ぼとけや鼻腔などが震えて発生するもので、肥満や飲酒・顎の小ささなど身体的など原因は多岐にわたります。
一時的ないびきや歯ぎしりの場合は原因を取り除けば改善されるので問題はありませんが、慢性的ないびきや歯ぎしりになると、無呼吸症候群も疑わなければなりません。
チェックリストに当てはまる項目が多い場合は病院での診療が必要ですが、治療は痛みを伴わないレーザー治療、CPAP療法、マウスピース着用などがありますので、忙しいと放置せず、歯科医院、耳鼻科医院、いびき外来のあるクリニックで医師の診療を検討してみてください
安価なマウスピースなども販売されておりますし、寝具メーカーではいびき軽減の為の枕やマットレスなどが開発されています。
生活スタイルなどに応じていびき軽減グッズを使ってみるのもいいですね。
いびき軽減マットを開発されているメーカーもあります。
検討してみてください
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